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名古屋で会社設立の準備段階で決めておくこと【発起人・資本金・本店所在地・事業目的】

この記事の対象読者:名古屋・愛知で会社設立をすることは決めたものの、具体的に何を決めればよいのか整理できていない方に向けて書いています。発起人・資本金・事業目的・本店所在地といった、定款作成前に固めておきたい項目を紹介します。

準備段階で決めておくことの全体像

準備段階で決めておくことの全体像を示すイラスト

名古屋・愛知で会社設立をする際、定款を作成する前に決めておく必要があるのは、発起人、資本金の額、事業目的、本店所在地、役員構成の5つです。これらは定款に記載する内容そのものであり、後から変更するには追加の手続きと費用が必要になります。この記事では、名古屋・愛知で会社設立を準備している方に向けて、それぞれの決め方のポイントを紹介します。

会社設立の準備というと、法務局への申請や公証役場での認証といった「手続き」の部分に目が向きがちですが、実際にはこの記事で紹介する「決定事項」を固める作業のほうが時間がかかることも少なくありません。名古屋・愛知で会社設立を検討し始めたばかりの方は、まずこの記事を参考に、決めるべき項目を洗い出すところから始めてみてください。

これらの決定事項は、それぞれ単独で決められるものばかりではありません。たとえば資本金の額は役員構成や事業目的とも関係しますし、本店所在地は法務局の管轄だけでなく、来客対応の要否とも関わってきます。名古屋・愛知で会社設立を準備する際は、ひとつずつ順番に決めるというより、全体のバランスを見ながら決定事項を固めていくイメージを持つと進めやすくなります。

この記事で紹介する5つの決定事項は、いずれも定款に記載される内容であり、公証役場での認証や法務局への登記申請の前提になります。名古屋・愛知で会社設立を準備している方は、この5項目を紙やスプレッドシートに書き出し、決まったものから埋めていくという進め方をすると、抜け漏れなく準備を進められます。

出典 名古屋法務局「商業・法人登記」

発起人を決める

発起人を決めることを示すイラスト

発起人とは、会社設立の手続きを進め、定款に署名(電子定款の場合は電子署名)する人のことで、株式会社の場合は原則として設立時に出資を行う人でもあります。名古屋・愛知で一人で会社設立をする方は、自分ひとりが発起人になりますが、共同経営者がいる場合は、それぞれの出資額や役割分担も含めて話し合っておく必要があります。

発起人1人の場合

意思決定はシンプルですが、出資額はすべて自分で用意する必要があります。

発起人が複数の場合

出資割合や持株比率について、事前の合意形成が重要になります。

合同会社の会社設立では、発起人という呼び方ではなく「社員」(出資者)という呼び方になりますが、考え方は同様です。名古屋・愛知で会社設立をする際、発起人・社員になる人は、印鑑証明書の取得や資本金の払い込みなど、登記申請までにいくつかの準備をする必要があるため、早い段階で誰が発起人になるかを確定させておくことをおすすめします。

発起人が複数いる場合、後々の経営方針の食い違いを避けるためにも、出資割合や役割分担を口頭だけでなく書面で残しておくことをおすすめします。名古屋・愛知で共同経営者と会社設立をする方の中には、発起人間の合意事項をあらかじめ整理しておくことで、その後の定款作成や意思決定がスムーズに進んだという声もあります。

友人や知人と共同で名古屋・愛知で会社設立をする場合、出資比率がそのまま議決権の比率になる株式会社では、誰が過半数を持つかによって経営の主導権が変わります。対等な関係で会社設立をしたいという理由で出資比率を50%ずつにする方もいますが、意見が割れたときに意思決定が止まってしまうリスクもあるため、出資比率の決め方は慎重に検討することをおすすめします。

出典 名古屋法務局「商業・法人登記」

資本金の額を決める

資本金の額を決めることを示すイラスト

資本金の額は、会社法上は1円からでも会社設立が可能ですが、実務上は事業に必要な運転資金や、登録免許税の計算根拠、法人市民税の均等割の基準、取引先や金融機関からの信用力なども踏まえて決めることになります。名古屋・愛知で会社設立をする方の多くは、当面の運転資金として数十万円から数百万円程度を資本金に設定するケースが多いようです。

資本金の額を大きくしすぎると、登録免許税や法人市民税の均等割が増える場合があります。反対に、資本金が少なすぎると、対外的な信用力の面で不利になったり、事業開始後すぐに追加の資金調達が必要になったりすることもあります。名古屋・愛知で会社設立をする際は、こうしたバランスを踏まえて資本金の額を検討することをおすすめします。

特定の業種では、許認可の要件として一定額以上の資本金が求められる場合があります。名古屋・愛知でこうした業種の会社設立を予定している方は、事業目的だけでなく資本金の額についても、許認可の要件を満たしているかを事前に確認しておく必要があります。会社設立後に資本金が不足していると分かった場合、増資の手続きには別途費用と時間がかかります。

資本金の払い込みが完了すると、その金額が会社の通帳残高としてそのまま残るわけではなく、設立費用や当面の運転資金として使っていくことになります。名古屋・愛知で会社設立をする方は、資本金として払い込む金額と、実際に手元で自由に使える資金を混同しないよう、あらかじめ資金の使い道を大まかにでも整理しておくとよいでしょう。

出典 名古屋市「法人市民税(あらまし・税率)」

事業目的を決める

事業目的を決めることを示すイラスト

事業目的は、会社が行う事業の内容を定款に記載するもので、登記事項としても公開されます。名古屋・愛知で会社設立をする際、現在行う予定の事業だけでなく、将来的に行う可能性がある事業もあらかじめ含めておくと、後から目的を追加する変更登記の手間を省けます。ただし、無関係な事業目的を並べすぎると、金融機関の審査などで事業の実態が伝わりにくくなることもあります。

許認可が必要な事業を行う場合は、その許認可の要件に対応した文言を事業目的に正確に記載しておく必要があります。名古屋・愛知で許認可を伴う事業の会社設立をする方は、行政書士や管轄の行政庁に事前に確認しながら事業目的を作成することをおすすめします。

事業目的を書くときの視点のチェックリスト

名古屋・愛知で会社設立をする際、事業目的の書き方に絶対の正解はありませんが、現在行う予定の事業を具体的に書きつつ、将来行う可能性がある事業も含めておくというバランスが一般的です。会社設立を自分で進める場合は、既存の会社の定款例を参考にすることもできますが、最終的な内容は司法書士や行政書士に確認してもらうと安心です。

事業目的の最後には「前各号に付帯する一切の事業」という文言を加えるのが一般的です。これにより、記載した事業目的に関連する周辺的な業務も事業の範囲に含められます。名古屋・愛知で会社設立をする方の多くは、この一文を含めることで、事業目的の記載漏れによる将来的な変更登記のリスクを減らしています。

出典 名古屋法務局「商業・法人登記」

本店所在地を決める

本店所在地を決めることを示すイラスト

本店所在地は、登記事項であると同時に、どの法務局が管轄になるかを決める重要な項目です。名古屋市内にするか、愛知県内の他の市町村にするかによって、名古屋法務局本局と岡崎支局のどちらに登記を申請するかが変わります。また、法人市民税や県税の申告・納付先も、本店所在地の市区町村によって決まります。

注意: 名古屋市内であれば、どの区に本店を置いても法人市民税の税率は同じです。「〇区に本店を置くと税金が安くなる」というようなことはありません。本店所在地は、事業の実態(事務所の場所、来客の利便性など)に即して決めることをおすすめします。

出典 名古屋市「法人市民税(あらまし・税率)」

バーチャルオフィスを使う場合に確認すること

バーチャルオフィスを使う場合に確認することのチェックリスト

名古屋・愛知で会社設立をする際、本店所在地としてバーチャルオフィスやレンタルオフィスの利用を検討する方もいます。バーチャルオフィスを本店所在地として登記すること自体は多くの場合可能ですが、法人口座の開設審査や一部の許認可の取得では、実体のある事務所がないことが不利に働きやすい傾向があるとされています。利用を検討する場合は、法人登記・法人利用が可能な契約かどうか、郵便物の転送体制、来客対応の要否、許認可の要件を満たせるかを、事業者に個別に確認することをおすすめします。

どのような事業を行うかによって、バーチャルオフィスの利用が適しているかどうかは変わります。名古屋・愛知で来客対応の少ないオンライン中心の事業を行う方であれば影響は小さいかもしれませんが、対面での取引や許認可が必要な事業を行う方は、事前の確認をより慎重に行う必要があります。

名古屋・愛知で会社設立をする方がバーチャルオフィスを検討する主な理由は、初期費用を抑えたい、自宅の住所を公開したくない、といった事情です。これらのニーズ自体は理解できるものですが、事業が軌道に乗って法人口座の開設や許認可の取得が必要になった段階で、住所の実体性を理由に手続きが滞るケースもあるとされています。契約前に、口座開設や許認可の実績があるバーチャルオフィス事業者かどうかを確認しておくことも、ひとつの目安になります。

実体のない場所を本店所在地にすることは避けるべきですが、自宅を本店所在地にする、賃貸オフィスを借りる、バーチャルオフィスを利用するなど、選択肢自体はいくつかあります。名古屋・愛知で会社設立をする際は、事業の性質や将来の展望に合わせて、どの選択肢が自社に合っているかを検討することをおすすめします。

自宅を本店所在地にする場合、賃貸住宅であれば管理会社や大家が事業目的での使用を認めているかを確認する必要があります。分譲マンションの場合も、管理規約で事業利用が制限されていることがあるため、名古屋・愛知で自宅を本店所在地にして会社設立をする方は、契約内容や管理規約を事前に確認しておくと、後々のトラブルを避けられます。

出典 名古屋法務局「商業・法人登記」

役員構成・機関設計を決める

役員構成・機関設計を決めることを示すイラスト

株式会社の場合、取締役を1人だけ置くシンプルな機関設計にするか、取締役会を設置して複数の取締役を置くかによって、必要な書類や運営のルールが変わります。名古屋・愛知で一人で会社設立をする方の多くは、取締役1人のシンプルな機関設計を選んでいるようです。合同会社の場合は、業務執行社員を誰にするかを決めることになります。

役員構成は、会社の意思決定のスピードや、将来的に役員を増やす可能性も踏まえて検討するとよいでしょう。名古屋・愛知で会社設立をする際にどの機関設計を選ぶべきか迷う場合は、司法書士に相談しながら決めることをおすすめします。

取締役会を設置する場合は、取締役3名以上と監査役(または会計参与)が必要になるなど、機関設計ごとに満たすべき要件があります。名古屋・愛知で事業の規模を見据えて機関設計を検討する方は、設立時点で必要最小限の機関設計にしておき、事業拡大にあわせて将来変更するという進め方も選択肢のひとつです。

取締役会を設置する場合は、取締役が3人以上、監査役または会計参与も必要になるなど、シンプルな機関設計に比べて要件が増えます。名古屋・愛知で会社設立をしたばかりの小規模な会社では、まず取締役会を設置しない形態で会社設立をし、事業の拡大に合わせて機関設計を見直すという進め方も一般的です。

合同会社の場合、業務執行社員を1人にするか複数にするかによっても、意思決定の仕組みが変わります。名古屋・愛知で複数人で合同会社の会社設立をする方は、誰が代表社員になるか、業務執行の権限をどこまで分担するかを、定款作成前に話し合っておくことをおすすめします。

出典 名古屋法務局「商業・法人登記」

まとめ:決定事項が固まれば準備は早く進む

決定事項の最終チェックリストまとめとして決定事項の重要性を示すイラスト

名古屋・愛知で会社設立をする準備段階では、発起人、資本金の額、事業目的、本店所在地、役員構成という5つの項目を決めておく必要があります。特に本店所在地は、どの法務局が管轄になるかを左右する重要な項目です。名古屋市内であれば「〇区が有利」ということはなく、事業の実態に即して検討することが大切です。

出典 名古屋法務局「商業・法人登記」

この記事で紹介した決定事項が固まったら、次は定款の作成に進みます。名古屋・愛知で会社設立の準備を進めている方は、当メディアの「流れ・手順」カテゴリーの他の記事もあわせて確認しながら、ひとつずつ手続きを進めてみてください。

会社設立の準備段階では、決めなければならない項目の多さに戸惑う方も少なくありません。しかし、発起人・資本金・事業目的・本店所在地・役員構成という5つの軸に沿って整理すれば、抜け漏れなく検討を進められます。名古屋・愛知で会社設立を目指す方にとって、この記事が準備段階の見取り図として役立てば幸いです。迷ったときは、司法書士や税理士、名古屋商工会議所などの相談窓口も活用しながら、焦らず一つずつ決めていきましょう。

準備段階でひとつでも決めきれない項目がある場合は、無理に全部を一度に固めようとせず、決められるところから着手して構いません。名古屋・愛知で会社設立をした先輩たちの多くも、本店所在地や資本金の額について最後まで迷いながら、専門家に相談しつつ最終的な結論を出しています。焦らず、しかし先延ばしにしすぎず、この記事のチェックリストを目安に準備を進めてみてください。

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